「OPROARTS Connector」は、テンプレートデザインをご自身で作成し、Salesforceと連携してビジネス文書(帳票)を出力できるクラウドサービスです。クラウドデザイナー「OPROARTS Designer」を用いて簡単にオリジナルのレイアウトを作成でき、変更したいときにいつでもカスタマイズできます。出力文書(帳票)は、きれいな文書を素早く配信する基本サービス「OPROARTS」で生成されます。
*.oproarts.comドメインのCookieの受け入れ、および、JavaScriptの実行の許可が必要です。
Salesforce(Sales Cloud, Service Cloud, Force.com)の以下のエディションにインストールできます。
AppExchangeのサイトで提供されている「OPROARTS Connector」のページから「今すぐ入手」ボタンをクリックして、アプリケーションをお客様のSalesforce組織へインストールします。Salesforceからの説明を読み、画面の指示にしたがってインストールを進めてください。
以下は、[パッケージインストールの詳細]ページ以降の説明です。
インストール後、最初にSalesforceのセキュリティ設定とOPROARTS認証情報の登録を行ってください。
使用するユーザのプロファイルが「システム管理者」以外の場合、プロファイルを編集して以下の権限を与えてください。編集できない標準のプロファイルの場合は、プロファイルを新規作成して、そのプロファイルをコピーし、それを編集して、各ユーザに割り当ててください。
(*1) カスタマーポータルユーザの場合、プロファイルの編集画面にカスタムオブジェクトOPROARTS・OPROARTSユーザの権限が表示されないことがあります。その場合は、以下の手順で、これらのオブジェクトをカスタマーポータルで使用できるようにしてください。
デザイン機能と文書作成処理はOPROARTSのクラウド環境にて実行されます。その際、Salesforceへのログインセッションを使用して、必要に応じてSalesforceから情報を取得します。そのため、以下のようにして、ログインセッションを使用した外部アクセスを許可してください。
「OPROARTS Connector」を使用するには、「OPROARTS認証情報」が必要です。株式会社オプロへお問い合わせの上、認証情報を取得してください。認証情報が発行されるまで、使用を開始することはできません。お待たせして大変申し訳ありませんが、ご了承ください。
認証情報には、テンプレートデザインのライセンスに対する認証情報(デザイン)と文書出力のライセンスに対する認証情報(出力)があります。いずれも3個の値(CID、UID、パスワード)で構成されます。それぞれの認証情報について、お客様組織ごとに1個のCIDと、使用するユーザごとに1組ずつのUID・パスワードが与えられます。通常は、認証情報(デザイン)のCIDと認証情報(出力)のCIDは共通のコードになります。
テンプレートデザインを作成するユーザに認証情報(デザイン)を割り当てます。割り当てられたユーザは、[OPROARTS]タブから「OPROARTS Designer」を起動できるようになります。
文書出力を許可するユーザに認証情報(出力)を割り当てます。割り当てられたユーザは、OPROARTS Designerで作成した出力ボタンから、文書出力することができます。
OPROARTS Designerでテンプレートデザインを作成し、作成したテンプレートにデータをマッピングして文書を出力します。
OPROARTS Designerでテンプレートデザインを作成します。
テンプレートデザインが作成できたら、テンプレートをOPROARTSサービスへ配備します。
OPROARTS Designerでテンプレートの配備が完了すると、文書出力するためのスクリプトが発行されます。そのスクリプトを用いてカスタムボタンを作成します。
配置したボタンから、文書を出力します。
項目 | 内容 |
---|---|
スキーマ情報の取得に使用するAPI | Salesforce SOAP API Version 55.0 (Partner WSDL) |
データの取得に使用するAPI | Salesforce SOAP API Version 55.0 (Partner WSDL), Salesforce REST API Version 55.0 |
データの取得に使用するSOQL | Salesforce SOAP API Version 55.0のSOQLで、SELECT句・FROM句・WHERE句・ORDER BY句のみを用いて記述できるもの |
ユーザ | Salesforce SOAP APIが有効になっているユーザ (Chatter Freeユーザやサイトのゲストユーザ等では使用できません。) |
オブジェクト | SOAP APIでクエリー可能な標準オブジェクト・カスタムオブジェクト |
項目 | 上記のオブジェクトの、SOAP APIでクエリー可能な標準項目・カスタム項目で、データ型がリッチテキストエリア・base64ではないもの |
オブジェクト範囲 | 出力箇所となる1個のトップレベルオブジェクト、トップレベルオブジェクトと主従関係をもつオブジェクト、トップレベルオブジェクトの関連リストに表示できるオブジェクト、トップレベルオブジェクトの参照関係項目から参照関係項目を辿って4階層以内に参照可能なオブジェクトの項目 |
レコード数 | 出力箇所となる1個のトップレベルオブジェクト、トップレベルオブジェクトと主従関係をもつオブジェクト、トップレベルオブジェクトの関連リストに表示できるオブジェクトについて2000件以内 |
データ量 | UTF-8エンコードしたあとのサイズで約5MB以内 |
その他 | Salesforce SOAP/REST APIの使用制限を超えるアクセスはできません。組織ごとにAPI 使用状況の管理をお願いします。 |
項目 | 内容 |
---|---|
ファイルタイプ | PDF形式、当社製品のファイルタイプであるOPR形式, ODP形式、または、Excelブック形式 |
用紙サイズ | 標準サイズ (A3, A4, A5, B4, B5, B4 ISO, B5 ISO, Ledger, Legal, Letter, Executive, Statement)、カスタムサイズ (縦横560mm以下) |
デザイン要素 | テキスト、静止画像、バーコード画像、直線、円、楕円、矩形、表 |
文字範囲 | フォントを埋め込まない場合は日本語フォントでWindows CodePage 932、ラテンフォントでWindows CodePage 1252の範囲。フォントを埋め込む場合は日本語フォントでUnicode基本多言語面の範囲。 |
フォント | 日本語フォント (MS Pゴシック, MS P明朝, MS ゴシック, MS 明朝, メイリオ, HGP教科書体, HGP行書体, HGP創英角ゴシックUB, HGP創英角ポップ体, HGP創英プレゼンスEB, HGP明朝B, HGP明朝E, HGPゴシックE, HGPゴシックM, HGS教科書体, HGS行書体, HGS創英角ゴシックUB, HGS創英角ポップ体, HGS創英プレゼンスEB, HGS明朝B, HGS明朝E, HGSゴシックE, HGSゴシックM, HG丸ゴシックM-PRO, HG教科書体, HG行書体, HG正楷書体-PRO, HG創英角ゴシックUB, HG創英角ポップ体, HG創英プレゼンスEB, HG明朝B, HG明朝E, HGゴシックE, HGゴシックM, IPA明朝, IPA P明朝, IPAゴシック, IPA Pゴシック)、ラテンフォント (Arial, Century, Times New Roman)、中国語簡体字フォント (SimSun) |
埋め込みフォント | 日本語フォント (IPA明朝, IPA P明朝, IPAゴシック, IPA Pゴシック) |
画像 | 1MB以内のJPEG, PNG, GIF, BMP, TIFF |
バーコード | JAN-13, JAN-8, EAN-13, EAN-8, UPC-A, UPC-E, CODE39, GS1-128, NW-7, ITF, QRコード, マイクロQRコード, カスタマバーコード |
暗号化 | 閲覧パスワードの動的指定, 文書の印刷・内容のコピーと抽出の許可の権限パスワードの指定 |
計算式 | OPRO X Serverで使用可能な計算式 (Salesforceの数式項目を作成しなくても、OPROARTS側で式による計算ができます。) |
OPROARTS Connectorをアンインストールすると、テンプレートデザインの編集も文書の出力も、ともに実行できなくなります。アンインストールする方法を以下に説明します。
文書出力ボタンの作成で、カスタムボタンを追加した手順と逆の手順を実行して、カスタムボタンを削除します。
疑問・質問などございましたら、サポートサイトよりお問い合わせください。
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